感情表現が下手な人だからこそ実践して欲しいこと
日本人は欧米の人と比べて自分の感情をストレートに示すことが苦手とされてきました。
特に男性の場合は、恋愛関係になった相手に対して愛情表現をしようとしないことが多いようです。
ですが「言わなくてもわかってるはず」というのは言わない方の理屈であって、言われない方は相手がそんなふうに思っているかどうかは全くわかりません。
人は褒められた言葉は一生忘れないとも言われており、大切な人のことほどきちんと褒めてあげるようにしたいところです。
あえて言わなくてもよいことと思っていても、言われた方は嬉しいものです。
ですので相手を大切に思っているという気持ちをストレートに示すことができる「好きだよ」「一緒にいれて幸せだよ」といった言葉は定期的に口に出していきたいところです。
いつ言えばいいかわからないという人もいるかもしれませんが、別にいつということはないです。
言うタイミングがわからないということならば、パートナーと話をして、例えば毎朝起きたときには必ず言うようにするといった約束事にしてもいいと思います。
これは無理に言わせるという意味ではありません。
挨拶と同じようなものでその言葉自体は決まりきったものであってもあえて声掛けとして行なっていくことで、言葉が積み重なって段々と大きな気持ちになっていってくれます。
もちろん自然な生活の中で「好きだよ」と言えればそれにこしたことはないのですが、いきなり始めるとかえって相手から不信感を覚えられることもあるので始めるときはきちんと了承をとっておいた方がよいでしょう。
相手の能力や努力をねぎらう言葉も伝えておきたい
話は少し変わりますが、仕事をしていてモチベーションが大きく落ちることの一つに「努力が全く評価されていなかった」ということがあります。
他の人のミスを修正するために連日深夜まで残業をしていたり、人の嫌がるクレーム対応をしていたにも関わらず、上司や同僚から全くお礼の一言もなかったとしたらその職場で勤務をすることもイヤになってしまうことでしょう。
それは職場だけのことではなく家庭生活においてもそうです。
お互いに家事や仕事、育児を頑張っているわけなのに、そのことについてねぎらいやお礼を言っているという人は案外少ないのではないかと思います。
外に出て仕事を頑張っている人に対しては「いつもありがとう。お疲れ様」といった言葉をかけたり、家事を毎日やってくれている家族には「すごく助かってるよ」といったことを言ってあげましょう。
意外と人は褒められることには貪欲なわりに、他人を積極的に褒めようとは思っていなかったりします。
ですが一言で家庭の雰囲気がぐっと明るくなる褒め言葉は、もっと遠慮なく言うべきではないでしょうか。