朝起きられない理由は熟睡が足りないから
朝の時間帯にしっかり目をさますのは簡単なことではありません。
朝寝坊をして遅刻をしている人は、周囲からは「自己管理ができていない」というかなり良くないイメージを持たれることになってしまいます。
確かに朝起きるときには「よし!起きよう」という意思が必要になり、どんなに慣れても「あと5分くらい眠っていたい」という誘惑は常につきまといます。
そうした朝の寝起きの悪さはほとんどの人が一度は経験をしています。
朝起きられない人にありがちなのが「睡眠の質が低い」ということです。
睡眠の質はきちんとぐっすりと眠れたときには確保されるのですが、眠りが浅かったりストレスや緊張によって十分に体を休めることができない時には満足度の低い眠りになってしまいます。
ですので朝の寝起きを良くするためにはまずは睡眠環境を見直すことが大切です。
睡眠環境を見直す
高さが合っていないまくら、硬いマットレス、重すぎる掛け布団などを使っている場合はすぐにでも見直すことが大切です。
特に冬になると寒くなるので、どうしても掛け布団や毛布を何枚もかけ重くなり身動きがとれなくなってしまうことがあります。
ぐっすり眠るには適度に寝返りができなければならないので、重くならなくても暖かい掛け布団を使うのが一番です。
寝る前の習慣を見直す
次に見直すべきことは、寝る前の習慣をあらためることです。
具体的には寝る2時間前くらいからパソコンやスマホなどのブルーライトが出るものを見ないということや、寝室の場所を静かで暗い場所に移動するというようなことです。
人通りが多かったり、道路に面していて外界の音が気になるという場合にはどうしても眠りが浅くなってしまいますので、あまりにも朝起きられないなら思い切って引っ越しをして静かな寝室のある場所に移った方がよいでしょう。
夜更かしのしすぎにより体調を崩していることも
もう一つ朝起きられない原因として考えられるのは、夜更かしが習慣化してしまっているというケースです。
深夜の時間帯は都心部などでは刺激が多く、ついつい外を出歩いたり、またはインターネットやゲームを長時間やってしまいがちです。
しかしそうした夜中まで起きているという生活スタイルは、くせになってしまうと昼夜が逆転した体内時計を形成してしまうので、朝自然に目覚めようとしてもできない状態になってしまいます。
それと、人の脳内で分泌される「セロトニン」という通称「幸せホルモン」が不足しているとやはり眠りが浅くなってしまう傾向が見られます。
セロトニンの分泌は、日常生活の中で「幸せ」を感じた時に起こりますので、普段からストレスを貯めずに心身ともに健全な生活をしていくことが安眠につながっていきます。
なおセロトニンは筋トレなどで体内の筋肉量が増えてくるとより多く分泌されることがわかっています。
ですのでもし運動不足を指摘されているなら、毎日の生活の中に筋肉トレーニングを入れてみるというのもよいかもしれません。
体内の筋肉量の不足は低血圧の状態も招いてしまいますので、それが重大な健康被害につながってしまうこともあるようです。