なぜ猫は人が眠っているのを邪魔しようとするのか
現在は空前のペットブームと言われていますが、その中でもとりわけに人気が急上昇しているのが猫です。
昔からペットというと犬がよく飼育されてきたのですが、ここ最近では集合住宅が増えたり、犬の散歩に行くのが難しい高齢者がペットを欲しがるということもあり室内飼いができる猫が人気です。
しかし猫というのは非常に気まぐれな動物なので、愛情をもって育てたとしても突然に飼い主の邪魔になるような行動をとってきたりします。
中でも特に飼い主にとって悩ましいのが睡眠中の妨害行為です。
猫は寒いところが苦手であるとから、冬場などでは飼い主の布団に潜り込んだり先にベッドの大きな位置を確保していたしります。
家猫歴が長くなるとすっかり野生を忘れてしまう猫も多く、寝相もかなり大胆になってきて体人間の寝床を奪いとるかのようです。
そうした猫の行動は可愛らしくて憎めない反面で、人の睡眠時間をも自覚してしまうので健康状態にも悪い影響をもたらしてしまいます。
可愛らしい猫を邪魔者扱いしないためにも、猫用の寝室をきちんと準備して一緒に寝るということがないようにすることが大切になってきます。
実は非常に危険なペットとの添い寝
その前にそもそも論としてペットとの添い寝自体が健康によくないということは知っておいてもらいたいです。
犬にしろ猫にしろ、かわいらしいペットとは一緒のベッドで眠りたくなることですが、これは人に病気をもたらす原因にもなる大変重大な行為です。
犬の場合は特に主従関係をはっきりさせないと、人間を主人と認めず言うことをきかない状態になりかねません。
そして何よりも最も危険なのが人獣共通感染症(ズーノーシス)です。
ズーノーシスは今のようにペットと人の距離が近くなった時代以前よりずっと存在してきたもので、過去にはペストのような重大な病気も発生しました。
ペットの体にはノミやダニといったものが寄生しているのでそれが人の体にもついてくるということがありますし、シャーガス病というサシガメという昆虫によってもたらされる病気もあります。
猫がいつ家庭においては最初から猫を寝室に入れないようにするということが必要になってきます。
猫用のベッドをあらかじめ用意しておき、ペットでは開けられないドアノブを寝室につけておくようにしましょう。
一人暮らしの場合、掃除をしたり料理をしたりするときに猫がいると危険なので、避難させるための大きなケージを用意しておくのが普通です。
猫用ケージは動物病院やペットホテルでも使用されているものなので、閉じ込めたからと言って特段「かわいそう」と思う必要はありません。
子猫の頃から寝室を別にしておけば、あとから引き離されて大騒ぎをすることもありません。