取り合う手

付き合い始めて近すぎる距離になるのは危険

よく言われることですが、つきあい始めたばかりの頃にいきなり距離感をつめすぎて何もかも二人一緒にしようとするようなカップルは長続きしないという傾向があります。

SNSを見てみても、最近付き合い始めましたということをことさらに宣伝しているカップルというのは、二人の共同アカウントを作ったり、二人でペアルックを着た写真をアップしたり、やたらとベタベタとした写真を撮っていたりするものです。

もちろんそうした恋愛の旬の時期を楽しむというのも結構なことですが、残念ながらそうしたいきなり二人の距離感を縮めるような行動をとっている人というのは大抵長続きする付き合いに発展することがありません。

つきあい始めの浮かれた時期にどう距離感をとっていくかということこそが、その後も続いていく関係を築くために非常に重要になってきます。

なぜいきなり距離感を近くしすぎるカップルがうまくいかなくなるかというと、それは身も蓋もないですが飽きてしまうからです。

付き合い始めの頃というのはまだお互いのことをよく知りませんし、二人でどこかに行ったりそこで何かをしたりといったことの全てが新鮮な驚きがあります。

そこで片時も離れないようにと始終一緒にいたりあれもこれもとデートをしたりすることをしていると、あっという間に初めてのことは一巡してしまいます。

人は心理的にまだよくわからないものに対しては興味がわきますが、「こんなもんか」ということがわかってしまうと途端に興味を失ってしまいます。

何かに飽きてしまうというのはこれはもう仕方のないことなので、早くに飽きてしまわないようにするためには、まずあまり最初から飛ばさず適度に距離を保つようにするということが大切になってきます。

相手をよく知るということがつきあい始めには大切

それと付き合い始めたばかりの時期にやたらとベタベタすることを自慢するタイプのカップルというのは、案外恋愛をしているようで好きなのはお互い自分自身であったりします。

つまり相手がどういう人間かということはあまり興味がなくて、どちらかというと「自分には彼氏・彼女がいる」ということの方を楽しんでいたりします。

本当の意味での付き合いの面白さというのは、お互いのことをよく知るようになって考え方や価値観の違いを乗り越えられるようになってからです。

ですのでつきあい始めの時期だからこそ、適度に距離感を保ちつつ、お互いの好きなことやものに付いて分かり合えるようなデートを重ねていきたいところです。

つきあい始めだからこそ、常に一緒にいるのではなく自分の時間を大切にしながらゆっくりと距離を縮めていくようにしてください。