なぜキッチンにはモノが多く集まってしまうのか
住宅内の中でもとりわけ整理整頓が難しい場所といえるのがキッチンです。
キッチンは毎日の食卓で必ず使用をする場所であるということと、調理器具や食器類、それに家電製品とたくさんの品物が一か所に集中してしまうことが理由です。
なんとかキレイにしようと収納を購入したり片付ける場所を決めたりという努力をしても、年々混雑具合がひどくなっていってしまうというのは非常によくある話です。
なぜキッチンが散らかりがちになってしまうかというと、その原因の大半は衝動的にたくさんの品物を購入してしまうからです。
新しい家電製品や食器類を見かければ欲しくなってしまいますし、新しいものを買ったからといってすぐに古いものが不要になるというわけでもありません。
特に食器類というのは形に規格がありませんので、新しいものを買っていくことで全くサイズや質感の違ったものが揃っていくことになります。
引っ越した当初はまとめて用具を購入するので比較的まとまりのあるキッチンを作るのは簡単ですが、それが数年と経過していくことで次第に生活の歴史が積重って乱雑な印象のキッチンが出来上がってしまいます。
キッチンをすっきり収納するための方法としては、まず何よりも「余計なものを買わない」ということに尽きます。
しかしキッチン用品というのは非常に種類が豊富な上に通信販売やネットショップで頻繁に宣伝されているものですのでどうしても欲しくなってしまうこともあります。
ですので新しいキッチングッズを購入する前には、それが本当に必要かどうかをよく考え、それを室内にどう置くかといったことまで考えてから購入をするようにしましょう。
シンプルな食器にすると良いことがたくさん
毎日の食卓を彩るためにこだわりをもって選びたい食器ですが、よほど広い家で専用の食器棚が準備できる環境ならばともかく、限られたキッチンスペースの住宅であるときにはあまり凝った食器類はおすすめできません。
一番良いのはサイズが同じもので統一して揃えるということで、お茶碗にお椀、それにお皿を三種類くらいまでにしてそれ以上増やさないというのがベストです。
お客さんが来た時のためにたくさんの食器を用意して置きたくなる気持ちもわかりますが、頻繁に訪れる人がいるのでなければ常に食器棚に置いておく必要はありません。
可能であれば使い捨てのお皿を使用するようにするか、そうでなければやはり同じサイズのものを用意して別の場所に収納しておくというのがいい方法と言えます。
キッチンは何もしてないつもりでも勝手に荷物が増えていくところくらいの認識で、極力ものを増やさないという努力が必要になります。